こんにちは( ´ ▽ ` )
これまで3回にわたって「韓国文学便り」というシリーズを担当しているJと申します。
今回は「なぜ私が韓国語や韓国文学に興味を持つようになったのか」というテーマで私の人生史をサックリ振り返り、韓国文学に対する思いをまとめてみました。自己紹介も兼ねているので、ゆるゆると読んでいただければと思います。
お母さん=韓国人の影響
まず最初に切っても切り離せないのが、私の生まれについてです。お父さんは日本人、お母さんは韓国人という国際家庭で生まれ育った私は、幼い頃から日本語と韓国語を同時に理解できるバイリンガルとして育てられました。
韓国語も日本語と同じように、耳で聞き取った内容を理解できるので、お母さんの話していることと同じようなことは話せました。つまり、リスニングやスピーキングは元々できたということです。(ですが、読み書きはやはり勉強しないとできないので、この後バイリンガルあるあるとも言える「読み書きが弱い」という弱点によって苦労することになります。というか現在進行形で勉強中です^^; )
本好き&韓国語好き
元々韓国語の聞き取り・理解ができたことと、教育熱心のお母さんの影響から、昔から韓国語にたくさん触れて育ってきました。例えば、幼稚園生の頃はお母さんに韓国語の絵本の読み聞かせをしてもらったり、韓国のアニメを観たりしていました。(私が覚えているのは『赤ちゃん恐竜ドゥリ』(原題:아기공룡 둘리)ですね。今はなきビデオカセットで観ていました。)
↑アニメ『赤ちゃん恐竜ドゥリ』(原題:아기공룡 둘리)。この冬に地下鉄でドゥリの広告を見かけてとても嬉しかったです。
小学生の頃からは、お母さんと一緒に韓国語で韓国ドラマや映画、バラエティーを観て、楽しみながら韓国語を学んでいました。今でも印象的なのは、ドラマで言うと『チャングムの誓い』、映画だと『シルミド』です。特に『シルミド』は小学生の頃に何も分からず観たので、強烈に覚えています。もっと正直に言うと、しばらくの間トラウマでした(笑)
↑映画『シルミド』(2003)、小学生には刺激が強すぎました。それでも韓国映画を好きになったきっかけでもあります。間違いなく言えるのは、小学生低学年に見せる作品ではないということです。
昔からお母さんによく読み聞かせをしてもらっていたので、幼稚園児の頃からずっと読書好きで、ヒマさえあれば本を読むような立派な本の虫に育ったのですが、中学生になると文芸翻訳家になりたいなぁ、とぼんやり考えるようになりました。単純なので好きな本や文学と、元々できる韓国語を組み合わせただけとも言えます(笑) と言っても、この頃は部活が忙しかったので韓国語の勉強は特にせず、それまでと同じようにドラマや映画、バラエティーを楽しく観ていただけでした。高校生になっても、日々の学生生活が忙しく、韓国語の勉強はあまりできないままでした。ただ、それまでよりも意識してドラマや映画、バラエティーを観たり、K-POPを聴くようになりました。
↑“I got a boy”(2013)、この頃は少女時代全盛期! 友だちにCDを借りて、何度も繰り返し聴いていました。
大学生になってから現在に至るまでは、韓国語の勉強=読み書きの勉強を始めて、耳で聞いて覚えている韓国語と、読み書きを一致させる勉強をしています。韓国語はパッチムや発音が聞き取りと書き取りでは異なる場合が多く、今でもよくスペルミスをしています^^;
ちなみに大学の専攻は文学部日本文学科で、日本語教育を勉強しています。本当に文学と語学ばかりですね〜 ふふ(笑)
ほんちゃんの活動を始める
↑ちなみに、ほんちゃんイラストは私が担当しています。(このイラストも私が描きました。) ほんちゃんはとも大王の肩に乗っかっています。
大学3年生を終え、2018年の1年間休学することにした私は、約6ヶ月間韓国に留学をしていました。
そこで出会った日本人留学生とともに、日韓友好プロジェクトとしてスタートしたのが当ブログであり、ほんちゃんのプロジェクトです。冬の寒い時期に、2人でほんちゃんやとも大王の名前やキャラクターデザインから始まり、2019年1~2月には2月末に開催した第1回ほんちゃんの韓日交流カフェの準備をしていたので、直前期は夜11時過ぎに会議を始め、連日夜2時までずっと話し合っていました。当時、共同代表の子とは一緒に住んでいたので可能だったのですが、なかなか時間感覚がおかしいですね(笑) それでも続けられたのは、二人とも熱意があったからですし、このほんちゃんプロジェクトに希望を持っているからでもあります。
私は今年3月に一足先に帰国したのですが、共同代表の子の勢いはさらに増し、何人もの日本人留学生や韓国人大学生を巻き込み、規模が拡大して今に至ります。今は二人とも日本に住んでいますが、韓国に住む日本人留学生や韓国人大学生とともにブログを運営したり、日韓友好プロジェクトについて話し合っています。
韓国語の文芸翻訳に興味を持つ
話が逸れてしまいましたが……。
国際家庭で生まれ育ったので、自然と日本と韓国の架け橋になりたいと思ってほんちゃんの活動も始めたわけですが、個人レベルで話をすると、中学生の頃からぼんやりと韓国語の文芸翻訳に興味を持ち始めました。大学生になってからは、実際に書店に行って本の売れ行きを確認したり、韓国語の本を買い漁って、少しずつ韓国語の本を読んでいるところです。特に2018年冬からは日本でも韓国文学作品の翻訳が爆発的に進み、世間の関心も高まっているので、将来的には文芸翻訳の仕事ができたらいいな、と思っています。
その一環として、今まで見聞きした知識をまとめ、足りない部分は学び直して、「韓国文学便り」をお届けできたらと思います。多少ばらつきはあるかと思いますが、今のところ週1ペースで更新したいと考えています。このシリーズ以外にも、ブログの管理人としてゆるっとしたコラムやK-POP歌詞翻訳などなど、さまざまな記事を書き、同時に日本人ライターさんの記事を編集していく予定です。どうかこれからも是非よろしくお願いします!
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